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サテンとは?ファッション愛好家のために生地の特徴を解説

サテンとは

サテン生地とは?

サテンとは何ですか?サテンは原料のことではありません。 朱子織りの織り物の総称を「サテン」と呼びます。

朱子織りとは組織点が隣接しないで1本のフロートした糸が、最低4本の糸の上を通っています。その為他の組織と比べ長いフロートになります。サテン生地の特徴は、フロートが長い為、外光をよく反射し私たちが大好き滑らかかつ高級感ある光沢が生まれます。

たて糸がフロートしている組織をたて朱子、よこ糸がフロートしている組織をよこ朱子といいます。どちらか一方が表と裏を構成しているため、サテン織はツイル織りとは異なり、より複雑な織りになります。 図Aは、一般的な5枚朱子です。4本糸が浮き、5本目に接結。交錯点が3飛びのものと2飛びの2種類ありますが、図は左下すみを基点として、たての方向へ飛び数を数えてつくった2飛びのたて朱子です。

図A 一般的なサテン織り、よこ朱子

図Bは8枚朱子です。7本糸が浮き、8本目に接結しています。交錯点が5飛びのものと3飛びの2種類ありますが、図は3飛びのたて朱子です。

図B 7本糸浮きのたて朱子、ステップ2

サテンの原料は?

純粋主義者であるかどうかによって見解は異なります。 シルク、ナイロン、ポリエステルなどのフィラメント糸を使用してサテン織りを作成している場合、作られる生地はサテンになります。シルクから作られる素材のみがサテン生地と主張する定義もあります。

サテンとサティーンの違い

シルクで織った朱子織物を「サテン(satin)」、コットンまたはウールで織った繻朱子織物を「サティーン(sateen)」と区別しています。間違った認識を持っている方が多数いますが、サテンとサティーンは使用している糸が異なります。サテンは主にたて朱子ですが、サティーンはよこ朱子です。図Cを参照。

図C よこ朱子サテン織り

シルクとサテンの違い

ダッチェス・サテン

前述のように、サテンは原料ではなく織り物の種類であり、シルクは、蚕の繭からとった動物繊維のことを指します。 サテンという言葉は織りものの基本組織である朱子織の総称なので、シルクを使用してサテン生地を作ることができます。 その中でもシルクサテンは高価な生地です。お手頃価格で衣料品や家具を大量生産する場合は、ポリエステル、ナイロン、レーヨン、またはウールを使用してサテンを作ることができます。シルクサテンはしっとりとした柔らかさが特徴です。

サテン生地の起源

「サテン」の語源は、2,000年以上前にこの織りが最初に生まれた中国の泉州港のアラビア語の名前「ゼティン」に由来しているといわれています。 当時、絹の栽培は広域にわたって行われていたため、農民女性でもシルクを使用してサテン織りの技術を習得し、上流階級に限定されず使用されていました。 その後、中国の厳重に守られたサテン技術は、最終的にはアジアやさらに西に広まるようになりました。

12世紀には、欧米でイタリアはサテンを生産する最初の国となり、14世紀までにはヨーロッパ全体で普及されるようになりました。しかしながらシルクは生地が高価なため、貴族、教会、上流階級のために使用される素材でした。

サテンの使用用途は?

ルーセント・サテン

歴史的見解ではサテンは室内装飾に適した生地のため、ルイ14世はベルサイユ宮殿の豪華な家具を覆うために使用していました。 サテンは、1800年代までは衣服に一般的に使用されていませんでしたが、その後上流階級や労働者階級の女性の間で贅沢な「1回限りの」イブニングドレスとして使われるようになりました。19世紀には、サテンがセクシーなランジェリーとして、ファッショナブルなパリの女性の裸体を飾っています。パリの売春婦が後押しし、サテンはジャーナリズムと広告を通じゴージャスな下着が重要であるという概念を促進するようになりました。 21世紀になると、サテンはアパレル、室内装飾品、寝具など幅広い用途に使用されるようになりました。高級感を持ち合わせているのは、過去と同じ位置づけです。サテン生地の一般的な用途は、イブニングドレス、シャツ、コルセット、下着、裏地、ウェディングドレス、部屋着、帽子、ネクタイなどがあげられますが、これだけには限定されません。

サテン生地のメリット
– 高級感と美しさ
– 優れたドレープ性
– 汎用性
– 滑らかで光沢のある表面

サテン生地のデメリット
– 摩擦に弱い
– ひっかき傷がつきやすい
– 縫うのが難しい
– 保水性、吸湿性が低く、高温に弱い

サテン生地の種類

モンロー・サテン

アンティーク:鈍い光沢感のある重い生地。不均一なスラブ糸で織られている。
用途:カーテンなど室内装飾品

バロネット:最も光沢のあるサテン織り。たて糸にレーヨンとよこ糸にコットンを使用。明るい発色。
用途:クッションなど装飾用生地

シャルムーズ:軽く非常に光沢のある生地。エレガントで柔らかいドレープ感をもつ。表を斜文織り、裏を繻子織りにした柔らかな光沢のある織物。
用途:洋裁

クレープバック:表面はクレープで、裏面が柔らかな光沢のあるサテンになっており、どちら側も表として使うことができる織物。
用途:洋裁

ダッチェス:美しい光沢が特徴的なダッチェス・サテンは、ポリベースの細かい繊維を使ってタイトに織られた朱子織物。この朱子織によって、滑らかで艶のある表面を作りだし、またマットで丈夫な裏面をもつ
用途:ブライダルウェア

ルーセント:細かい繊維で織られた朱子織。光沢感があり、軽量。
用途:衣類やバッグの裏地、ファッションアクセサリー

メサリーン:軽くて柔らかいサテン。通常、レーヨンまたはシルクから作られる。1インチ(2.54cm)あたりのたて糸が250以上ある美しい光沢感のある素材。
用途:洋裁

モンロー:ポリブレンドの朱子織物。ミディアムウェイト。優れたドレープ性をもち、保温効果があり丈夫な素材。
用途:アクセサリー、バッグ、ブライダルアクセサリー

パン加熱ローラーの圧力による強く硬い光沢仕上げをしたサテン。通常、シルクから作られている。
用途:洋裁、イブニングウェア

スリッパ-:マットな表面をもつ軽量な素材。コットンサテン。
用途:クラフトワーク、洋裁。

サテン生地へのオリジナルデザイン

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