木綿生地は世界で一番多く使用されている布生地です。どんなプロジェクトでも必要なだけのコットン生地をご注文いただけます。ここではコットン生地についてもうちょっと詳しくご紹介したいと思います。
コットン生地って何?
コットン生地は綿植物の鞘から採れる天然繊維で、古くから使用されている世界中で最も人気のある布生地の一つです。綿糸は主に平織りもしくはツイル織りによって編まれたり織られたりして布生地になります。また綿繻子となる朱子織りの製法で織られることもあります。
コットンは7000年以上前から育てられている農作物の一つです。現在では手法の発展により合成繊維との混紡で強さと柔軟性と上品さを加えたコットン生地を製造できるようになったため、よりいっそう人気を集めています。
人気のあるコットン生地とコットンがブレンドされた生地について以下にまとめました:
- コットン・ローン – 非常に軽い素材で清涼感があり、なめらかですがしっかりした生地です。
- パナマ・オーガニック・コットン – 自然で素朴な印象の100%天然素材の布です。
- コットン・リネン – 天然繊維の綿と亜麻で織られた布生地です。
- 綿シルク・サテン – シルクのような光沢のある見た目ですがコットンのおかげで生地全体が強化されています。
- コットン・サテン – 100%のコットンサテンで織られた生地です。
- コットン・ツイル – 綾織りで織られた通気性のあるクラシックな見た目の生地です。
どのようにして作られるの?
木綿は専用の機械で綿繰りというプロセスを通して布生地になります。種と別にされた木綿の繊維は繊維工場に運ばれ、梳綿機にかけられたあと洗浄されまっすぐに伸ばされます。ここでスライバーと呼ばれるひも状の長い繊維束になります。それからこのスライバーが糸として紡がれるので、ここでようやく私たちの知っているコットン糸が出来上がります。このコットン糸を織り機を使って織ったり編んだりしてコットン生地が作成されます。
コットン素材の使用目的
コットンはその多用途性と丈夫でありながらも柔らいことで知られています。多くの場合メートル単位での購入が可能なので、クラフト作成や裁縫をする際に広く用いられている生地です。主に多くの衣服や下着類に使われることの多い生地ですが、ベッドシーツなどのホームウェア、商業用目的では防水シートやテントといったものにも使用されています。
コットン素材は編まれたり織られたりすることで、日常的に良く使われるフランネル、コーデュロイ生地になる他に、ベロアやシャンブレー織り、ベルベットなどの上品な布生地にもなります。
布の特徴について
世界中で広く使われるほどコットン生地はたくさんの良い特徴を持っています。いくつかの特徴を以下にまとめてみました:- お手入れが簡単
- お天気に関わらず着心地が良い
- 通気性があり湿気を逃す特性がある
- 寒い天候において保温性がある
- 消毒可能な布
- 扱いやすく縫いやすい
- 他の糸繊維と混紡された場合、布のしわや縮みが軽減する
- 染色しやすい
- けば立ちにくく虫に食われにくい
- 直射日光にさらし過ぎると生地が弱くなってしまう
- 摩耗に強い
コットン生地の長所
環境にも人体にも、そしてお財布にも優しいコットン生地は多くの長所を持っています。このコットンが別の素材とブレンドされると、強度が加わったり、耐性が増したり、しわが出来にくくなったりとさらに良い点が加わります。
ソフトな天然素材で通気性がある低刺激の布ですので、敏感肌の方でもお肌がかゆくなりにくいという特徴も持っています。天然のコットンは化学物質を一切含んでいない上に通気性も高いので、季節を問わず衣服として身に着けるのに最適です。汗などの水分を吸収し、それを熱とともに外に逃がす性質を持っているため、体を常に涼しく保ってくれます。
コットン生地は丈夫で耐久性もあるため温水での洗濯も問題なく、お財布にも優しい値段の布生地です。